作家たちの話

「えっ、その後どうなったんですか?」

「さあな」

「えー教えてくださいよー!気になりすぎますって!」

石蔓は高時も起きていればよかったのになと思った。きっと高郷と一緒に続きを聞こうとしただろう。もしかしたら、高時は隙間に怯えるようになるかもしれない。何度も殺したあいつも、じーっと見ているかもしれない……というのは可哀想か。死に関わることだからやめておいた方がいいか。


「続きはご想像にお任せします、だね。隙間女か……隙間の世界に引きずり込まれるとか?」

「驚かせて帰るだけかもしれないわ」

高郷はどんな続きを考えたのか、そして高時はどう考えるか、聞くことはもうないだろう。この五人はきっと、企画が終わった後に会わない。

「すみません、少し、席を外します……。先に進んでください」

高郷は暗い廊下に消えていく。

「三人ね……。少し違う話にしましょう。ある新月の晩……」