「トンカラトン」
ショッピングに行った日の帰り道だった。工事現場の近くの道の車道側を歩いていた愛子は、包帯を全身に巻いた男を見た。
あんな包帯を巻くようなケガで自転車に乗れるの!?それともコスプレとか?なんか気味悪い。
かばんから音がした。愛子は工事現場の音に邪魔されたのと、着信に気をとられて気づかなかった。
かばんからスマホを取り出した愛子は刀で斬られた。
「愛子!」
一文字に斬られたところから血が溢れ出す。隣にいた真美は救急車を呼んだが、助からなかった。
「トンカラトンが出たんですって」
「最近は出なくなったから消えたと思っていたわ。家の子にも言わないと……」
近所に住んでいるおばさんがひそひそと話す。
愛子の葬式で、真美は拳を握りしめて泣いていた。
何で愛子が……!
愛子が死んだことで、やっと子供たちにトンカラトンのことを教えるという。
誰かが犠牲にならないと動かなかった。でも、何故愛子である必要があったのか?他の子ならいいという訳ではない。大人の油断が許せなかった。
一番許せないのはトンカラトンだ。生きているのか死んでいるのかわからない、謎の存在。詳しいことは後で親が教えてくれるという。
トンカラトンは人の命を奪っておいて、今もこの世に存在しているのか。
許さない……私はお前なんかに命は奪わせない。いつか復讐してやる!
親友を失った真美はそう決意した。
ショッピングに行った日の帰り道だった。工事現場の近くの道の車道側を歩いていた愛子は、包帯を全身に巻いた男を見た。
あんな包帯を巻くようなケガで自転車に乗れるの!?それともコスプレとか?なんか気味悪い。
かばんから音がした。愛子は工事現場の音に邪魔されたのと、着信に気をとられて気づかなかった。
かばんからスマホを取り出した愛子は刀で斬られた。
「愛子!」
一文字に斬られたところから血が溢れ出す。隣にいた真美は救急車を呼んだが、助からなかった。
「トンカラトンが出たんですって」
「最近は出なくなったから消えたと思っていたわ。家の子にも言わないと……」
近所に住んでいるおばさんがひそひそと話す。
愛子の葬式で、真美は拳を握りしめて泣いていた。
何で愛子が……!
愛子が死んだことで、やっと子供たちにトンカラトンのことを教えるという。
誰かが犠牲にならないと動かなかった。でも、何故愛子である必要があったのか?他の子ならいいという訳ではない。大人の油断が許せなかった。
一番許せないのはトンカラトンだ。生きているのか死んでいるのかわからない、謎の存在。詳しいことは後で親が教えてくれるという。
トンカラトンは人の命を奪っておいて、今もこの世に存在しているのか。
許さない……私はお前なんかに命は奪わせない。いつか復讐してやる!
親友を失った真美はそう決意した。



