作家たちの話

葛城さんの話を聞いたばかりの四人は、部屋のいたるとことに葉っぱを置きました。
高野さんは昨日話を知ったので、葉っぱはもう置いていました。

かつらぎさんの話を聞いてから六日が経ちました。明日でこの生活も終わりです。

「かつらぎさんってさ、もう一回話を聞いても出てくるのかな?」

乗鞍さんが高野さんに聞きます。

「ネットの場合、違うサイトで見てしまった場合は現れます。また違う人から話を聞いても現れるようです」

「じゃあ、五家原に私が話したらまた……」

「いい加減にして!この生活とおさらばできるところなのに!」

近くにいた五家原さんが怒りました。

「かつらぎさんは……」

「あーやー聞こえなーい!ねえ、今のはセーフ!?」

五家原さんは耳をグッと塞いています。

「セーフ。最後まで聞かないと現れません」

「やった!」

今度は大げさに喜びます。乗鞍さんは、五家原さんをからかうのは面白いけどほどほどにしようと思いました。


そんなことがあった六日目の夜です。
五家原さんは寝ていたのに、二時ごろ目が覚めました。
嫌な時間。そう思って目を閉じました。

すると……誰かが部屋の中を歩く音がします。
お母さん!?こんな時間に入るのもおかしいと思いました。お兄さんは友達の家に止まっているのであり得ません。お父さんは部屋に入るなと厳しく言っているので、可能性は低いです。

まさか……かつらぎさん!?

葉っぱはちゃんと置いたはずでした。触って確認しましたが、あります。
じゃあなんで……もう何でもいいから早く帰って!
視線も感じ、不気味です。帰ってと念じ続けました。

ずっと念じていると、疲れたのかそこから先は覚えていません。