死神だって恋したい。

「...やり残した事はない?あなた、もうこの世からいなくなるのに、この7週間あまり出かけていないみたいだけど。」

ここは夏の日差しがよくはいりこむ一軒家。

「ああ、もういいんだよこれで。」


「本当に?私はそんなに鬼じゃないわよ?」

「いいんだって!!!!!」

「そう...あなたかそう言うならいいわ。」




目の前の男性が急に胸を押さえて倒れた。
私はそれを黙って見守った。
ひとつの光が天に昇った。





「ふぅ、やっと終わったわね」

私はルカ。死神をやっているのよ

でも、私はこの仕事結構好きよ。
だっていろんな人と出会えるから

まぁすぐにいなくなっちゃうけど。

「おつかれルカ!私もさっき終わったばっかりなの!」

「ありがとう、ユキカもおつかれ。偶然ね」

ユキカは“死神”の中で一番仲の良い死神(?)だ

「そういえば幽鬼さん呼んでたの~はやくいかなきゃ!」