「サクラ!サクラ‼」 サクラを呼んでもシーンと静まり返る辺りに 私は見間違いだったのだと諦めて帰ろうとした時、 『ハルカ。』 と懐かしい声が桜の木の上から聞こえ顔を上げてみる。 そこにはやっぱり先程見た懐かしいサクラの姿があった。 「サクラ…会いたかった。」 私は思わずサクラを抱きしめようとしたけど 私の腕はサクラの体を通り抜けた。 ああ、この子はサクラだけど幽霊なのだ、と思い知る。