独り占めしたいくらい。
ホントはあの人がレンタル出来たらいいのに。
「既に盲目化してない?まさかとは思うけど、もう噛み付かれたんじゃないでしょうね」
「まだです。でも、あの人になら噛み付かれてもいいかも♡」
「カナ、顔緩みっぱなし」
「だって、幸せなんだも〜ん」
ニヤニヤしてくるこの感情を誰にも理解されなくたって平気。
今日も帰りにあの店に行けば彼に会えると思うだけで、私の世界はバラ色にも虹色にも染まるんだから。
休憩を挟んだ七時間後、遅番の勤務が終わるのは午後七時。
そう言えば、あのペットショップは何時までが営業時間?
一昨日貰ったパンプフレットも持って来てないから分からないよ。
慌てて着替えて外へ出ると、冬の空は早くも真っ暗。
冷たい空気の中をダッシュして店に向かうこと五分以上。
どうか開いていて〜〜!と願う気持ちも空しく……。
『CIOSE』
マジか。ウソでしょー!?
暗くなった店の奥には明かりも見えない。
ガックリと肩を落として駅へ向かう道すがら、そうだ!と思い立ってメールを打った。
『質問です。お店の営業時間は何時までですか?』
ドキドキしながら発信して待った。
早く電車に乗りなよ、と心の中で話しかけつつ返事を待ち続けてると……。
ホントはあの人がレンタル出来たらいいのに。
「既に盲目化してない?まさかとは思うけど、もう噛み付かれたんじゃないでしょうね」
「まだです。でも、あの人になら噛み付かれてもいいかも♡」
「カナ、顔緩みっぱなし」
「だって、幸せなんだも〜ん」
ニヤニヤしてくるこの感情を誰にも理解されなくたって平気。
今日も帰りにあの店に行けば彼に会えると思うだけで、私の世界はバラ色にも虹色にも染まるんだから。
休憩を挟んだ七時間後、遅番の勤務が終わるのは午後七時。
そう言えば、あのペットショップは何時までが営業時間?
一昨日貰ったパンプフレットも持って来てないから分からないよ。
慌てて着替えて外へ出ると、冬の空は早くも真っ暗。
冷たい空気の中をダッシュして店に向かうこと五分以上。
どうか開いていて〜〜!と願う気持ちも空しく……。
『CIOSE』
マジか。ウソでしょー!?
暗くなった店の奥には明かりも見えない。
ガックリと肩を落として駅へ向かう道すがら、そうだ!と思い立ってメールを打った。
『質問です。お店の営業時間は何時までですか?』
ドキドキしながら発信して待った。
早く電車に乗りなよ、と心の中で話しかけつつ返事を待ち続けてると……。

