島…君をレンタルしたいカナ

目を見たまま問われ、ゴクン、と唾を飲み込む。
コクン…と首を縦に振ると、フ…と微笑まれ、「どう思うかな?」と再度聞かれた。


「ど…どうって……」


母はもう既にそういう仲だときっと思ってる。
泊まらなくても、今は幾らでもそういう場所は開いてるから。


「カナはどう?俺と一緒に居たくない?」


ドキドキがスゴ過ぎて、フォークとナイフを持つ手が汗ばむ。
え…と、と言う声も震えていそうで、いきなりな展開に頭の中もパニクる。



「いい……イタイ……」


ガチガチに震えた声は「居たい」と言う風には聞こえなかった。
だけど、島さんは小さく笑って、「じゃあ決まり」と言った。



頭の中で、チャペルの鐘がカランカランと鳴ってるみたいな感じがする。

島さんと今夜、とうとう………。




「カナ」


「は、はいっ!」


「その皿のお肉、食べないなら俺にくれない?て言うか、この店の料理って上品過ぎるよな」


やっぱりラーメンが美味い…と言いだす。
デリカシーが無いのか、天然なのか。



(どっちでもいいけど、やっぱり島さんをレンタルしたいっ!)


彼にレンタルされてペット並みに可愛がられるのもアリだけど、やっぱり私が彼を可愛がりたいっ!



(今夜、先に襲っちゃうかも♡)


キャー♡と頭の中でダッシュした。

島さんと私、今夜やっと結ばれます。





『島…君にレンタルされたい……カナ』おしまい。



※ 拙い続編にお付き合い頂きました皆様、大変有難うございました。
また、別の作品でお会いできることを願っております。*


森沢結羽