たかがそれだけ…



あれから1ヶ月



わたしも高校に入学した



可愛い制服で雄飛に見せたいと思った。



彼は野球部に所属し、わたしはバスケ部に所属した。





「ねぇねぇ菜美穂は彼氏いないの?」



高校で出来た新しい友達の

笑穂(エミホ)
佳菜愛(カナエ)
晴(はる)

そして男友達の

雷(ライ)
雅人(マサト)

が興味深々に聞いてきた


中学からの友達の

遥希(ハルキ)はわたしに雄飛がいることを知っている



「わたし?いるよ」



「え?なに高校?」


「県外なの
遠距離恋愛ってやつだよ!」


みんなの顔が少し悲しそうだった


「そうなんだ。聞いてごめん」


「え?なんで(笑)
わたし遠距離恋愛楽しんでるから!」


そう、わたしは雄飛がいない3年間自分磨きを頑張ろうと思っている



「聞いてもいい?
彼氏のこと」



「うん!」



「そいつイケメン?」


「かっこいいよ!野球してるときなんて輝いてるよ!」


なんて話をしていた




雄飛元気にやってるかな?


まぁメールで話してるからいいんだけどね!