たかがそれだけ…




今日で雄飛とお別れ




「雄飛!!!!」



わたしは彼の家まで走った



「え?菜美穂?
今日はこれないって。」




「うそだよ?びっくりした?(笑)

彼氏とのお別れの日にお見送り行かないなんて彼女失格でしょ!(笑)」



雄飛は泣いていた。

はじめて見る雄飛の涙だった。



わたしは絶対泣かないんだ。




「え?え?泣いてるの?(笑)
よしよし!雄飛くーん」


っていつも通り接した


「辛い思いさせるけど、ずっと隣にいてくれ。

必ず3年後迎えにくる。だいすきだ。」



わたしは雄飛に抱きしめられた。


「まってる。雄飛が帰ってくるまで

帰ってきた時お互い顔わかるかな?(笑)
楽しみにしててね!だいすき。」


さっきよりも強く抱きしめられた


「雄飛。逃げちゃダメだよ」


「うん」


「辛かったら話聞くからね」


「うん」


「夢叶えるために頑張るんだよ」


「うん」


「絶対諦めんな」


「うん」


「よし!行ってこい!!」



雄飛の背中を力強く叩いた



「いってきます」




雄飛は涙でいっぱい顔に笑みを浮かべて言った。