たかがそれだけ…



お互い高校生になった



菜美穂の制服見てみたいな



俺は野球部、菜美穂はバスケ部に入ったらしい


昔はバスケができないって言われて俺が見たことないくらい泣いて、ものに当たっていた。


男っぽいから止めようと思ってもそこら辺の女子とは違って暴走して。


「なんで!!!なんでわたしなの!!
わたしの好きなものばかりとらないでよ!!!」


「菜美穂!やめろ!」


「離して!!!雄飛にはわかんない!!!
私の気持ちなんか!!!」


「バスケはわたしの命でもあるのにとられたら死んだのと同じだよ!!!!」


「なんで!!!雄飛だってもうすぐ行っちゃう!
バスケだってなくなる!わたしにはなにが残るの!
もうやだよお…」


「菜美穂!落ち着け!」


「雄飛。わたしのこと嫌いになった?
こんな体めんどくさいでしょ?
もうさよならしようか。」


「なに言ってんだ!
おれはどんなお前でも受け止める。」



あの時の菜美穂は俺でもこわいと感じた



でも、あいつは諦めなかった。


薬だってまずいし、何度も入院して、ものすごい量の点滴して、痛い検査だって我慢した、傷が残る検査だってしっかり受けた。



そのおかけであいつは少しだけどバスケができるようになった。


俺、バスケをしてる菜美穂が1番すきだ。



高校ではレギュラーで試合に出ているらしい。


俺も頑張らないと!