たかがそれだけ…




「どーしたの?」



「俺のことわかる?」



「隣のクラスだよね」



「そう。隣のクラスの中田」


あ!そうそう!
思い出した!!!!


「あ。中田くん。
どーしたの?」


急に真剣な表情になった中田くんに少し恐怖を感じ、あとずさった。



中田くんは私を壁に追いやった。



ドンッ


「ーーーーっ。
な、中田くん?」



「俺さぁお前のこと好きだったんだよね」



「でもっ。わたしには彼氏がっんんっ」


わたしは中田くんにキスされた。


「知ってるよ。」



「なんでこんなことするの!!最低!」



すぐに逃げようとした

でも中田くんに押し倒されてしまった。



抵抗しようにも、男の子の体重で動けなくなった



片手でわたしの両手をおさえ、片手で器用に制服のボタンをはずされていった。



「やっやめて!
だれか!!!」



「静かにしろ。
おまえがあいつと別れるならやめてやる。」



別れるなんてできない!


ブーブー

遥希からの電話だった


中田くんの手を振り払って、ケータイを取り出した



「遥希!たすけて!
体育館倉庫にいるから!」


「おいっ!なにやってんだ!」


中田くんがわたしのケータイを取り上げた



『菜美穂!』ピッ




「余計なことを!」



「やめて!!」



わたしの下着があらわになった。