放課後、部活が休みで、商店街へ行き小物を買うことにした。


商店街につき、1台の車がやっと収まるかなと思える道幅の場所から声が聞こえ、ふと目をやった。

ん?なんか揉めてる?

建物と建物の間でタチの悪そうなやつら3人くらいに同い年くらいの子が絡まれていた。


「ねぇ、少し恵んでくれればいいからさー。
財布出してよ」


あぁもう、なんでこう最近頻繁にこんなことが起こるの?

てゆーかどうして世の中にはこういう奴らがいるのかなー。

なんかもう色々ほんとやだ。

飛び出して助けたいのをやっとの思いで耐える。

なんでこんなにこういつもより余計にムズムズするかって、カツアゲされてる方の男子が何となく昔の亮ちゃんと重なるからなんだよね。


「早く出せって」


あぁどうしよう。なんか言い方がキツくなってきてる。

あ、そうだこういう時に連絡しろって言ってたっけか。

まぁ連絡してもどうにかなる訳じゃないけど、1人で助けるよりは2人の方がいいか。

バイブ音が鳴り返信を確認すると、来てくれるらしい。

良かった。

ふぅ……。と、安堵のため息


早く来て……!