行った後で親友の方へむきなおり。


「ところで、亮くんどうしたわけ?

あの姿。結構あれよね?」


疑問に思っていたことを子供たちがちょうどいなくなった所で聞いた。


「あぁ、やっぱ超ダサく見えるよね」

クスクスと笑う親友。


「笑い事なの?!

てゆーか、家でもあんな感じなの?」



余裕そうに笑う親友が心配になった。


昔から能天気すぎるところがある。


だから、とても心配してると。



「そんなわけないじゃない。

家では髪上げてるわよ?

『 邪魔だー』なんていいながら」


え?そうなの?

家では髪上げてるの!?

じゃあなんで……。



なんて混乱していたら


「まぁ亮にもなにか考えがあって、あーしてるみたいだから私も何も言わないのよ。

あーゆうかっこしてるの美咲ちゃんと両思いになるためらしいのよね。
私としてはもう両思いな気がするんだけどね。

とにかく、私たちの夢が叶いそうでいいじゃない、

とりあえず見守ってましょうよ」



そうニコニコと親友は言った。