「お久しぶりです」 お母さんの方を向いて挨拶をした。 私とは今日嫌ってほど会ってるもんね。 「亮くん久しぶり!」 お母さんは亮ちゃんの変わりように驚いてる風でもなく普通だった。 なんで?!こんなに昔と違うのに。 私だけ昔の亮ちゃんにこだわってるのかな。 そう思って、少しだけ寂しく感じた。 あぁリビングに戻りたい。 あいつはニコニコ笑ってる。 いや、ニヤニヤと言った方があってる気がする。 だから、顔の半分が出てないその笑顔、不気味だって……! なんでお母さんそんな普通なの!