「全然美味しくない!! てゆーかここは優しく慰めて『どうした?』とか言うところでしょ! それでも友達か!?」 「えーでも本当にその変態とやらが怖かったら美咲もっと大人しいでしょ? こんだけ言えるってことは大丈夫ってことでしょ? 違う?」 う、確かに怖くはなかった。 ただ気持ち悪いなって思っただけだったし。 てか、さすが鋭い。 「大丈夫だね。じゃあ続きかもん」 なんだか紗綾の手のひらで転がされている感……。 まぁいいや。 ……聞いてほしいし。