「美咲! 目覚ましたって聞いたんだ……けど……」
ガラッと少し勢いよく扉が開けられて人が入ってきた。
反射的にパッと目線をやると、そこには足を部屋に踏み入ろうとして右足を出した紗綾が固まっていた。
私たち2人の状態を見れば、明らかにキスをしているカップルに見えただろう。
「あー……。
私お邪魔しちゃったみたいだね。
……お気になさらず続きをどうぞ」
そういって紗綾は出した右足を引いて扉を閉める。
「ありがとう。
じゃ、美咲さっきの続きを……」
「するわけないでしょ!」
今ある渾身の力で目の前の男を引っぺがす。
「紗綾お願い待って!
亮ちゃん早く呼び戻して!」
「えー」
「えーじゃない!」
亮ちゃんはしぶしぶ私から離れて、部屋の扉を開くとそこにはまだちゃんと紗綾がいた。


