『はあ。楽しかった〜〜』


『あたしもすんごく楽しかったよ

こんなにはしゃいだの久しぶり!!』


『俺も!!!』



芹沢くんは当然のようにあたしを送ってくれた









『今日は本当にありがとう!


最高に楽しかったよ!また明日ね』




玄関に入ろうとすると






ーーーーギュッ



『せ、芹沢くん……………?』


芹沢くんが後ろから抱きしめてきた


『芹沢くん?ど、、どうしたの』



『凌牙』




『へ?』



『凌牙って呼んで』



『え、どーして名前で、、、

芹沢くんどーしたの?』



『いいから。これからは芹沢くんじゃなくて名前で呼んで』



いきなり名前でなんて恥ずかしいよ


しかも男子のこと名前で呼ぶのなんて
煌ちゃん以外したことないし



『すず…名前で呼んで』



キュン



芹沢くんに名前を呼ばれた瞬間


あたしの胸は高鳴った




『り、りょう…が……』


意を決して名前を呼ぶと芹沢くんは笑った


『これからは名前で呼んでね、すず』



『う、うん』












凌牙くんと別れてからというものの


頭から凌牙くんが離れない



なんだろう


胸がキュンキュンして落ち着かないよ















あたし気づいちゃったよ





芹沢くんへの気持ちに