『「はぁ、はぁ」』
疲れた
女は本気出すと怖いな
「災難だったね、多分水かけられた時に落ちたんだよ」
『だろうな、カラコンしといて良かったわ』
俺の本来の瞳の色は赤で、右が少し黒っぽい
万が一眼鏡取られても大丈夫な様に黒のカラコンをしていたのだ
「取り敢えずシャワー浴びて着替えてきたら?そのままじゃ風邪引いちゃうよ」
白愛が棚からタオルを持ってきて言った
替えの制服と一緒に
『サンキュ もし先生が来たら事情説明しといて』
「わかった、しっかり温まってね」
良く気がきくな、本当
ありがとうの意味を込め、頭を撫でてからシャワー室に向かった
顔を真っ赤にしながらも嬉しそうに笑っている白愛を想像しながらーー