「ここ!ここ!」
着いた場所は、一見クレープ屋さんに全く見えないけど周りにはクレープを食べてる人が沢山。
「ここ、俺の知り合いがやってる店なんだ!」
「知り合いって…あきらさんのとこかよ…」
蓮さんも知っているのだろうか?
「あきらー!」
「お、夏希に蓮!さしぶりだな!」
「あきらお前変わんねーな笑」
「そうかー?蓮はますますイケメンになったな笑」
「そりゃどーも」
仲がいいんだなー、そう思っていると
「柚希何食べたい?」
「え?私は…」
「あたし、キャラメルバナナ生クリームがいい!」
「柚希は?」
「チョコバナナで」
「あきら!キャラメルバナナとチョコバナナね!」
「おっけー!」
あきらさんという人は注文を聞くと、手際よくクレープを作り始める。
「あきら、いつもの席いるから!」
「はいよー!」
いつもの席?夏希さんはよくここに来ているのだろうか?お客さんと来るのかな…?
そう思うとなんだか切なく感じた。
