「なっ…何よ?」


「やっぱり…バカだ」


「だからバカって言わないでよっ、私何かした!?」


「いや、別に…」


「じゃぁ…何でよ?」


私がそう言うと、カイはあぐらをかきながら口を開いた。


「おまえさ、前に俺に“カワイイ子が好き”って聞いたろ?」


「えっ?うん…」


「じゃぁ、おまえも格好いいヤツが好きなのかよ?」


「はっ?」


カイの質問に私は目を丸くする。


「おまえのタイプだよっ、言ってみろ?」


「なっ…何なのよ、その命令口調はっ」


「いいから言えっ!」


カイにそう強く押され、私はその場で考えて…。