するとカイは、少し眉間にシワを寄せて、私の目の前に近づいてきた。
「いいか―!?よく聞けよ―」
「なっ…何よ?」
「おまえは本当~にムチャクチャな女だっ!」
「はぁ―!?何よそれ―」
「思い返せよっ、去年のクリスマス“ここで投げて”って言ったよな?」
「えっ?あ―だって…」
カイの球見たかったし…
「で、次は“俺の球を打ちたい”って!?」
「あっ…いや、あれは…」
もっと近くに感じたくて…
カイに言われる度、私は自分のしてきた事を思い出し、だんだん立ち場が無くなっていった。
「で、あげくに昨日は“俺の全力投球を受けたい”って!?」
「あっ…えっと…昨日のは……」
カイに私に向かって全力投球してほしかったから…。

