ラブ×コントロール



…っていうか、すっかりカイのペースだし。


何か…ムカつく。


そうして私達は駅前のファミレスに入ることに。


注文を済ますと、私は気になってたことを聞いた。


「ねぇ…もし私が来なかったらどうしてたの?」


「あぁ~その時は……あきらめる」


「えっ?あきらめ…」


うつむいたまま言うカイに、私はとまどう。


あきらめるって、デートのこと?


それとも…私のこと?


何て…また頭の中が、カイのことで埋まって行ってしまう。


「おまえどっか行きたいとこねーの?」


「えっ?そうだな…う~ん海とか?」


「えっ?海?」


「あっ…いや、やっぱりやめたっ」


だって寒いし、男の人は海なんて別に見たくないよね…それにデートっぽいし


きっと、イヤだよね…。


「よし、じゃあ行こうぜっ」


「えっ?行くの?」