やっぱり私、寂しかったの?
それとも……会いたいの?
そう思いながら家を出て、いつもの駅に向かう。
そして、少し遅れて駅に着くと、そこにカイの姿はなかった…。
……バカみたい
…からかわれたんだ。
すると、
「すみませんっ」
「…えっ!?」
後ろから声をかけられ、不安なまま振り向くと、そこにいたのは…
「ぷはっ!ひっかかったぁ~」
「かっ…カイっ!?」
声をかけてきたのは、カイだった。
カイは無邪気な顔で笑いながら立っていた。
「あんたね!最低っ、いるんなら普通に声かけてよねっ!」
私は怒ってさっさと歩き出す。
「おいっ、怒んなよ、悪かったって!昼食ったか?おごってやるから行こうぜっ?」
「えっ…?…まぁ…それなら」
そして私達は歩き出した。
ヤバイ…おごりにつられた

