俺は山本カズキ、高校三年生になった。いや、なるはずだった。

ウチの高校ではアルバイトがOKだったこともあり
クラスの半分はバイトをしていた。

そういう俺もバイトをしていた。そして貯めたお金でバイクを買ったんだ。

ここまでくると、「あ、、、バイクで事故死したのかな。」と勘違いする人もでてくるだろう。

それが死因ならカッコイイが、原因は違う。
バイクを買った日、はしゃぎすぎて道に飛び出していることを忘れてトラックにハネられて死んだ。

カッコ良くはないよな、、、
俺だってそんな死因信じたくないよ!!
でも女神様が言ったんだよ。

え?とうとう頭も壊れたかって?
ま、信じられないよな。


「アンタ、誰と話してるの?気持ち悪い、、、
人間って頭壊れてるの?」

「壊われてねーよ!!お前の頭のほうが壊れてるんじゃないのか?」


「失礼ね!カズキ!そんな事言ったら可愛い神様から天罰が来るわよ!!」

「ケッ、お前の方に天罰来るんじゃないか?」

「なんで私なのよ!!」

「可愛いなんて言ってるからだよ。しかも自分のこと神様だなんてよく言えるな。」

「失礼ね!私はあなたをこの異世界に連れてきた神よ。もう少し崇めてもいいんじゃないの?」

「それは感謝するが、、、なんでお金持ってこなかった?俺が約立たずだったらどう暮らす予定だったんだ?少しは後先考えて行動しろ。」

「人間のくせに、神になんて口聞いてんのよぉぉぉ!! 」

「お!やるか?神対人間で頂上決戦するか?」

「ウルセー!!少しは静かにしろ!カズキとマリス!」

「「すみません。」」