「あったよ!ハーちゃんが欲しがってたやつ!」 はぁ? 訳のわからないことを大声で叫んだミッちゃんは ディオールの香水をあたしの手に握らせて、走り出した。 「え?は?ミッちゃん?はぁぁ?」 やっぱり訳がわからないあたしは、とりあえずディオールの香水を匂ってみた。