見えない君と、見せない僕と。

Noside

近衛栞里がこの世のものではなくなった日、2月23日の金曜日。

土、日が過ぎ、26日の月曜日。栞里のクラス、いや、栞里の学校全体では、ざわめきが収まらなかった。

「栞里ちゃん…
かわいそうだね…泣」

泣いて悲しむ者。

「栞里、今日休みなの?」

知らずに来る者。

「栞里がいないなんてありえない」

信じられない者。

それぞれだった。
彼女は気がついていないと思うが、クラスにとってはだいぶ重要な存在だった。

担任も暗い顔をして、
クラスの雰囲気も暗く、暗く包まれていた。