私と君は幼なじみ




桜の匂いに包まれながら学校へと着く。


__ザワザワ



結構早く着いたみたい。

人が少ない気がする



クラス表が張り出されているので、近づいて自分の名前を探す。



一年一組...見つけた



各自教室で待機って書いてたから
教室に行ってしまおう



_ドスンッ




近くですごい音が聞こえた



気になって見渡してみると派手に転んでいる女の子


「大丈夫...?」


声をかけて手を差し出してみる


「うぅ...痛い...っありがどうございまづ」
涙目でお礼を言ってくれた



「怪我はしてない?保健室行く?」

「っ...大丈夫です...受け身を取って、手を少し切っただけで...」

「本当?なら絆創膏あげる...」

カバンを漁って絆創膏を取り出してその子に渡す。

「本当にありがとうございます!
あの、私...加藤 エミって言うんですけど...と、友達にっ!!」



そう言って加藤 エミさんは手を差し出してきた


告白かって突っ込みたいけども、そんなキャラではないので言えない


勿論手を握った。


その瞬間パアアッと周りが光り出したように喜びだした


「私のことエミって呼んでね!あなたの名前は?」

「私は霧野 夏希」

「夏希!これからよろしくね...!
えっと、クラスって何処だった?」

「一年一組」

「嘘!?一緒だぁ...なんか運命感じる...!
席近かったらいいねぇ」


エミちゃんの言葉にコクコク頷いて教室まで足を進める