私と君は幼なじみ




それからはこーちゃん先生が色々話して、
解散となった




「夏希!!一緒に帰りたいけど...部活に入らなきゃ行けないんだぁ!!」

エミちゃんが悲しそうな顔で話しかけてくる。


「部活入らなきゃ行けないの...?一緒に帰れないのは残念だね」


「うぅ...じゃあ、行ってくるね!幼なじみ君と仲良くね〜」
最後は凄いニヤニヤしていたけど...なんでだろ?



「夏希...一緒に帰りますか?」
後ろから帰る準備が終わった優馬が話しかけてきた


「うん。優馬」


返事をしてゆっくりと歩き出す



「引越し先ってここだったんだね。ビックリしたよ」


「僕も驚きました。夏希がまさかいるだなんて。そういえば二人共引越し先言ってませんでしたもんね」



「離れるっていう事実が強すぎて、そこまで考えなかったからなぁ...でも、また一緒にいられるのは嬉しいな!」



「そうですね、とても嬉しいです」
そう言った優馬は頬を緩ました。



「優馬の家って何処なの?同じ方面っぽいけど」

「このまま真っ直ぐ行ったところですよ。
夏希は?」


「んー...同じ感じかな。引越したばっかで何が近くあるのか...とかさっぱりだよ」



「今は携帯がありますから、迷っても大丈夫ですよ。」



「えっ、私はマップ見ても迷ったよ?」


「それは方向音痴すぎますよ、知っていたことですけどね」

「酷っ!ゆ、優馬だって私までは行かないけど方向音痴じゃん!」


「そうですが、マップを見ても迷うって...ククッ」
優馬が私を馬鹿にしてくるのでムスッと膨れる