ピピッ

カードをエスカレーターに差し込んでエレベーターにはいる


「何階なんだ?」

「んーっとねぇ五階なんだぁ」

「見晴らし良さそうだな!」

「あははぁ〜そうかなぁ〜?」

五階ってそんなに見晴らしよかったかなぁ〜

要の方を見るとコテンと首を傾げていた

やっぱり要にもわからないかぁ

ピコンッ


「どうぞ入ってぇ」

「おぉー!もう部屋だ!」

「、、、おぉー」

「ん?何?お客さん?あっ!花蓮おかえり」

「パパ〜!ただいまぁ〜」

「おっ!本当に王子様だ!」


ギュッ


パパに抱きつくとお花の匂いがした

「いらっしゃいゆっくりしていってください」


「はい!」


「、、、はい」


「パパ!ママ何処ぉ??」

キョロキョロと見回してもいない


「ママは観葉植物に水を入れてるよ」


そっかぁ〜!

「二人に観葉植物見してあげるねぇ!」

「おっ!まじか!ラッキー」

「、、、楽しみだ」


「あっ!花蓮ローズティー淹れたからママをついでに呼んできてくれるかな?」

「はーい!」


ローズティーかぁパパの淹れた紅茶は美味しいからなぁ