残虐姫

『わかった』



それからは家のものを屋敷に移動させ


私も本家を出ようとした時




「お姉ちゃん!」



姫…


「どこ行くの?」


『少し遠めのところだよ』


「そっか〜!いつ帰ってくるの?」


『すぐには帰ってこれない』


「そうなの…わかった〜じゃあ!なるべく早く帰ってきてね!」



『あぁ』



そう言って私は本家を出た




この家に私を必要としてくれる人は姫しかいなかった


そんな唯一の存在に嘘をついた



最低だ





私…




最低だ