残虐姫

『えぇこちらこそよろしく私は白鳥姫です』

わぁ〜かわいい名前だなぁ〜姫って確かに姫っぽい雰囲気出てるしなぁ〜!

「私は如月 花蓮です!」

『そう素敵なお名前ね』

姫ちゃんはそう言って綺麗に微笑んだ

きれーい

『もしかして暑さにやられた?お水飲みかけだけどもしよろしかったら飲む?』

綺麗な仕草でカバンから水を取り出し渡してくれたその動きだけでドラマのワンシーンみたいだ

「あっありがとうございます!」

『ふふ敬語じゃなくてもいいわよ』

私もこんな風に優しくて大人びた女の人になりたいなぁ

「あっうん!」


「ゴメーン送れたー!」

声のする方を見ると美幸ちゃんが汗びっしょりで走ってきた

『大丈夫?はいタオル』

わぁ〜二人が揃うと眩しいなぁ〜

「ありがとう!ごめんね花蓮遅れちゃって!姫もごめん!」

汗を拭きながらこっちを向いた美幸ちゃん
それはもう色気むんむんで

「いいのよぉ〜私姫ちゃんとお話できて嬉しかったし」

泣きたい衝動を抑えて美幸ちゃんに言う

『ふふそうね私も花蓮とお話できて楽しかったしっで何処か移動しましょ?暑くて溶けそうよ』

姫ちゃんも美幸ちゃんもいいなぁ〜

私美人さんに程遠いいし泣