「まぁ私も花蓮に聞いたんだけど想像はつくよね」

いろいろあったみたいね

グー

「?姫お腹空いてるの?」

うっ恥ずかしい///

『えっと今日作る暇が無くて』

「そうだったんだー!じゃあ今日朝から作ってきたの食べる?」

そう差し出されたのは三角のおにぎりだった

美味しそうでも

『車で食べてはマナー違反になるわ』

「えー!大丈夫だよ!私なんか!家族と出かける時いっつも食べてるもん!」

『でも…』

「気にしないで!海で遊ぶんだから元気つけないと!」

『それじゃあお言葉に甘えて』

パクッ

『美味しいわ』

「本当に?うれし〜!」

本当に美味しいわ
絶妙な塩加減にのりも少し炙っているのかとても香ばしいわ

それでいてお米が甘い

「そのお米この前お母さんが田舎に行った時にお米貰ったんだって!」

『甘くて美味しいわね』

「でしょ!もうやみつきだよね!」

『ふふっそうね』

「あっ漬物も食べてみて!」

わぁ〜綺麗な黄色素敵

パクッ

『これも美味しいわ』

「でしょでしょ!これはねー昨日組員のみーんなで漬けた漬物なんだよ!」

美味しいわこれお店に出せるくらいよ
おにぎりの具がなくたってとても美味しいおにぎり

それに漬物はとても綺麗な色をしていて味も美味しい。ご飯に合うしまさにgoodcombinationね

『とても美味しかったわ』

ペロリと食べてしまったわ

「えへへ」

『ありがとう』

「どういたしまして!」


そうして二人でアンジュと遊んだりトランプとかをしていると

「みてみて!窓!」

美幸が目をキラキラと輝かせ窓を見た

私も窓を見てみると

『綺麗』

「本当に!早く入りたーい!」

そこにはどこまでも広がっている海があった
それは太陽に照らされてとてもキラキラと輝いていた

泳いだら涼しそうね

「ニャー」

あら?アンジュ不安そう…

『大丈夫よ家のプールと変わらないから』

そう言って安心させようとするけどアンジュはとても不安そうに私の腕の中にいる

どうしよう…

「どうしたの?」

『アンジュが怖がっちゃったみたいで』

「んーあっ!アンジュは誰かに見ててもらう?」

『そうねじゃあ少しだけそうさせてもらうわ』

腕の中にいるアンジュを撫でていると

「お嬢つきやした」

「はーい!みんな〜!起きてー!」