「お前ってさ、態度はでけーくせに
意外と小さいよな。女子じゃん」
「生粋の女子だし!」
「ちょっとこっち来い」
「…っ!」
そう一言言って間宮は私を抱きしめた
嫌なのに、振りほどきたいのに
なんでだろう
私を抱きしめるあいつの手がすごく優しく感じる
「お前痩せてんな。俺がちょっと力入れたら
骨折れんじゃね?ってくらい」
「おっ、折ったらはっ倒すからね」
「んな事しねーよ。むかつく奴にはするかもだけど」
「ちょっ、怖っ!!」
私があいつの腕の中でジタバタすると
「いーから大人しくしてろ。まだ足りねー」
「本当あんたって強引……」


