深夜2時。
私は読んでいた小説に栞を挟み、眠りにつこうとしていた。

ピーンポーン

こんな時間に誰……?
恐る恐るドアを開けると

「れーいっ!久しぶり〜」

隣人が久しぶりに会った女友達のような口調で現れた。

こいつの名は 葵-あおい-
柔らかいアッシュグレーの髪に整った顔。おまけにシミ一つない綺麗な肌は女の敵だ。


「何しに来たの。寝るんだけど。」

「ごめんね?仕事が落ち着いたから会いにきちゃった。」


目線を合わせて微笑みながらそう言った。

恋人みたいでしょ?でもこいつ、葵はただの隣人。
私の事なんて何とも思っていない。