キオクノムコウ

次の朝。

いつもの朝のメンバーがいる。

…あれ??

林田くん??

本を片手にキョロキョロしている。

すると私と目が合った。

ゆらゆら手を振りながらこっちにやって来て

「おはよう!!」

と言った。

「おはよう!!偶然だね!」

「偶然じゃなくて、昨日時間おしえてくれただろ??合わせてきたんだ」

合わせてきた??なんで??思ってると

「電車1人って寂しいじゃん??だから誰かと一緒に行きたかったんだ!!」

すごく嬉しそう。

それから毎日のように林田くんと一緒に学校に行くようになった。