いつものように林田くんにおすすめしてもらった本を部屋で読んでいたらお母さんが入ってきた。

「あら、このごろ毎日本読んでるじゃない。どうしたの??」

「なんか面白くって。友達がすすめてくれる本、すごくいいの!!」

「あらそう!いいお友達ね!」

「うん!!」

その後、お母さんは小さい声で言った。

「笑実がそんな熱心に本を読んでるなんて、小1以来じゃないかしら…」

「え、小1の時本なんて読んでた??」

「いや、なんでもないわ。」


私、本が好きだった時期あったんだ。

まぁ、小学校1年生の時のことなんて覚えてないし。笑


気づいたら今日借りた本も残り数ページになっていた。