キオクノムコウ

次の朝、電車にはいつもの林田くん。

「おはよう。」

「おはよう!!昨日の本ね、面白すぎてすぐ読み終わっちゃったよ!!」

「だろ!あの本俺が一番早く読めた本!」

「そーなんだ!!他におすすめの本あったりする??なんか、ハマっちゃったかも、読書。」

「今日も行こうと思うんだけどさ。また一緒に行く?そしたらおすすめの本紹介でき…」

「いく!!」

私は林田くんが最後まで言い終わらないうちに返事をしていた。

授業中は図書館のことばかり考えていてあんまり聞いていなかった。