ヲタ×2

同時刻
昼ごはんを買いに購買に行く途中で、日下部にあった。
日下部は、俺を見るなりこう言った。
「助けてよ〜星モ〜〜ン」
困った俺は、
「あいにく、俺は、どら焼きを好物の猫型ロボットじゃないから、助けられない。わりーな」
と言って、切り離した。
すると、日下部は、
「わるいと思ってないだろ!」
とツッコミを入れた。
大抵は、日下部が俺に頼るは、結構あるが、それは全て、くだらない事だ。
だから、俺は、
「予想はついてるけど、何?」
と言っとく。
すると、日下部は、泣きながら、
「前原奴、自分から合コン誘っておいて、彼女作りやがったんだ!!」
やはり、ろくな事ない。
けど、人の話をあまりへし折るのは、あまり好きではない俺は、
「だから?」
と返しといた。
すると、日下部が、
「だから、星・・・、お前が、前原の代わりに出てくれ」
と言い出した。
もちろん、俺は、
「却下」の一言。
隣で泣き叫ぶ日下部を無視していたが、ふと、ある人の顔を、思い出した。
確かあいつも彼女欲しがってたなと、
だから、俺は日下部に、
「あいにく、俺は行かないが、俺の知人に、彼女欲しがっている奴がいる。
高校は違うが、そいつなら俺の代わりに、言ってくれるかもしれない。
それで良いか?」
と聞くと、日下部は嬉しそうにうなづいた。
「んじゃ、待ってて、連絡とるから。」
と言うと、即答で、
「あぁ、待ってる、あんがと〜〜」
との、日下部の返事。
俺は、早速、購買に行きながら、望月実(モチヅキミノル)と言う奴に、電話した。