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揺れるバス中、うとうとしていると、急に止まった、バス。
どうやら、バス停に止まったようだ。
別に降りるわけじゃないが、無理やり起こしてくる奴らがいる。
「グットモーニグ、星!!」
「おはよう、星」
「よっ」
と、でかい男2人に、その2人の胸あたりの小さい少年が、いた。
でかい男で、最初に挨拶したのは、日下部。
うるさいが、バスケ部エースと言う実力者の人。
次に、小さくて小柄な少年は、菅谷。
穏やかで、おとなしい頭もいい奴。
一部の女子から人気がある奴だ。
最後に挨拶した、大柄の男は、前原。
野球部所属のタラシヤロー。
大抵は、このグループにいる。
「なあなあ、合コンやらねー?誰か」
と言い出す前原。
「俺、パス」
と俺に、続いて、
「僕もパスで・・・」
と引き地味に断る菅谷。
「日にちによって」
と乗る気の日下部」
「ちぇ、日下部が乗るのはわかってたけど、あり変わらず、要と星は、乗らねえな」
といちゃもんをつける前原。
「ごめんよ。前原」
と謝る菅谷に、俺は、
「謝んなくていいんだぞー」
との一言。
その一言に、日下部が、
「そうだぜ、行くか行かねーかは、自分が決めることだし、だから、謝るしつようはねぇーよ」
との一言。
すると、前原が、
「要は、いいとして、どすんだよ、星サンヨー」
と絡んで来た。
だから、
「だから、言ってんだろ、行かないって、だいたいなんで菅谷は、ヘーキなんだよ、それと、合コンやってる暇があるなら、成績をなんとかしないか、特に、前原と、日下部の、2人」
と注意したら、
「うっ、うるさい!!モヤシ!!」
と、日下部が言ったら、それに便乗した前原が、
「星オタの花好きの普通のモヤシには、言われたくねー!!」
と便乗した。
「確かに、星オタで、花好きなのは認めるよ・・・、けど、俺はモヤシではない!」
と反抗すると、後ろから、菅谷が、
「確か、何処かの国では、モヤシって言葉は、『俺の嫁』って意味なんだって」と一言・・・、その場にいた俺たちは静まり返ってしまった・・・、多分彼には悪意はないと思う・・・、そうであってほしい。
後ろと横から騒いている馬鹿2人の声を聞き流しながら、目を窓に向け、走り出している風景を向けて言った。