Situation~掲示板…~

放課後真っ先に、最寄の駅まで向った。




既に坂田は待っていてくれた。




「おぉ~悪いなぁ~。じゃあ案内よろしく。」




「はいっ。」




駅からはそう遠くもないということで、徒歩で坂田の家に向った。




途中途中で坂田は話しかけてきた。




「先輩は犬好きなんですよねっ?何か飼われているんですか?」




「いやぁ~犬は好きなんだけど、今猫飼っていて、犬に興味を持った

というか、見てみたいなと思ってさ。」




「そうなんですか、犬と猫だと相性とかどうなんですかねぇ。」




「ん~どうでしょう?」




僕にも分からなかった。

というか、ここにいる本当の意味さえも分からなくなってきていた。







家は一軒家で、いかにもお嬢様という感じの家だった。




「内とは大違いだなぁ~。」




「そうですかぁ~案外中は小さいんですよぉ~。」




謙遜ギミに坂田は言ったが、僕には届かなかった。




モンに入ると右手に、大きな庭があり、仮の犬小屋らしき

ものがあった。




「あれ、犬は?」




「犬は家の中で飼っているんですよぉ~さぁ上がってください。」




言われるがまま、門から玄関、強いては靴まで脱いで家の中に入り、

急展開すぎて、自然の流れに身を任せた。




入ると大きなドアが目の前にあり、リビングだと案内されて、

中に入った。