Situation~掲示板…~

今日は1学期のテスト前で、部活はなかったので、

待たせておいた、友達と一緒に帰る約束をしていた。




昇降口出た所で、友達の橋口が待っていてくれた。




「おぉ~お前しごかれたのかぁ~。」




なんかにやにやしながら聞いてきた。




「いやぁ~さほどでもなかった。もぉこりごりだな。」




「いいよなぁ~お前は…なんせ優等生で通っているし。」




「そんなことねぇよ。残りの生活でどうなるかわからねぇし。」




橋口もバスケ部で、ガードというポジションだったが、

なかなか活躍できずにいて、いつもベンチだったので、

少し僻みぎみにいってきたが、憎めない奴だ。




思い出したかのように、僕は橋口に聞いてみた。




「なぁ~、そういえば2年の坂田っていう女子知っているか?」




「橋口ぃ~。お前知らないの。」




「えっ、何がそんな有名なの?」




「有名も有名で、今じゃこの星光のアイドルじゃねぇからよぉ。

ホントお前って、前から疎いねぇ~。」




橋口は大げさに両手を上にあげて、お手上げのポーズをしたが、

僕は全然、思い当たらなかった。