「なんだろう、長々と。」




職員室前に入る前にふと足を止めて、見入った。




その内容はこんな事だった。




「犬が一杯生まれましたので、誰か引き取ってくれる人は

 いませんか?種類はシェパードでオスとメスが居ます。

 1匹だけでも構いませんので、興味ある方はご連絡ください。

 

 2年3組 坂田香織」




「1年後輩かぁ~。でも犬はなぁ~、うち猫だし。」




犬と猫なら、難しいだろうなぁ~と思っていたので、

読み終えると、直ぐに職員室に入ってしまった。




「先生、すいませんした。今日は。」