あの日からずっと


「てことで帰れません。一緒に」

「倒置法か?りょーかい!鍵はあるから適当に夕飯でも作っとくわ。あんまり遅くなんなよ?」

お前はおかんか!

「りょうか〜い」







「で?どうなのあのイケメンとは!」

カフェで行われる話といえば恋バナだよね〜

「って!!だから爽良とは幼なじみだってば!」

「爽良くんっていうの?いい名前だね〜!」

「それがさ〜今お互い親がいないから何故か私の家で2人なんだよ…辛い…」

帰ったら爽良がいるのかと思うと憂鬱すぎる。

「えっそれはそれはやばいね」

ストローでフラペチーノを吸う鞠莉。

「いいなぁ…私も幼なじみいるんだけど、あんなにイケメンではないよ…」

なぜにそこまで爽良をイケメンっていうのか

「もしかして鞠莉、爽良の事好…


「それはない」

きっぱりと言われちゃった。