どうして周りが有明の本心に気づかないのかむしろ疑問だった
有明は宮田達に命令されない限り、絶対に自分からターゲットいじりに参加はしないし、その後の片付けはいつも彼女がやっているのを見れば気づくだろうに
みんな自分を守ることに必死で、有明の本心には気づけないのだろうか
『どいて 片付けるから』
そう冷たく河口に言い放ったときも、見えないように河口に自分のハンカチを押しつけていたのも俺には見えていた
しゃがんで手際よくゴミを片付けている有明の背中は、強かった
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