「そう。
俺は気づいてた。 有明が宮田達のやってることに内心従いきれてないこと。
それをあいつらに気づかれないように振舞ってたことも。
だけどお前が陰ではいじめられたやつを助けてたのも知ってる。」
はっと目を見開く うそだ。あれは絶対に誰も見ていないところでやっていたのに。
凪原が私の気持ちを見抜いているのは分かっていた。 だけど、まさかそれ以上に…
なんで。
驚いている私に凪原が続ける
「知ってたよ。お前が、いじめられたやつに着替え貸したり、隠された上履き一緒に探してやったり、机の落書き消したりしてたの。
今日だってそう。昼休みにお前河口を探してただろ。」
今度は私の方が動揺する。
ずっと誰にも見られないようにしていたことを凪原に全て見られていた。
私は消えたくなった。 凪原に見られた…
