沈黙が流れる 凪原は何も言わない 外からの運動部の掛け声が聞こえる 中川達の声も混じっているかもしれない 『…何?』 先に口を開いたのは私だった 手首を掴む彼の綺麗な指から熱が伝わってくる 「…俺が今朝言ったこと覚えてる?」 なんだか拍子抜けした キスについて言ってくるんだろうと思っていたからなんだかその一言は意外だった 『私のことを馬鹿な女じゃないって…』 そして、凪原の次の一言は先程のキスなんて忘れてしまうくらい、私には衝撃だった