今日1日で分かった。 凪原は本当に分かりにくくみえて分かりやすい 私はもう凪原を恐いとは思わない むしろもっと混乱させたい。 もっと。 窓からオレンジ色の西陽が射し込む その光が私達を包む 最初は氷嚢の冷たさにじんじんと痛んでいた頭もすっかり痛みが引いて、氷嚢だけがひんやりとしている 西陽に照らされた凪原はやはり綺麗だった 彼の黒い瞳も光にあたって茶色に反射して見える そしてそれは一瞬だった