悪魔失格 – スクールカースト –

…ただ、凪原は別だ 彼は厄介だ


彼がいる限り私は安心できない。 また、なんでも見透かしたような瞳で見つめられることが私は恐い

…だから、私は彼を…

私は彼をどうしたいんだろう。 決定的にそこが欠けていて思いつけない。

彼を殺す?

はっ、あまりにも馬鹿げている

そんなことできはしない 。

他人をいじめるだけでも罪悪感を覚える私だ。

他人を殺めるなんて私にはその罪を一生背負いきれる自信はないし、今までここで積み上げてきたものがパーになる。 凪原も私がそんなリスクを取らないと分かっているだろう

だったらどうする? 私の本心をみんなに言わないで欲しいと彼に懇願するか


…絶対に無理 そんなのはプライドが許さない

彼はそれを手玉にとって私を弄ぶかもしれない そうすれば今よりも事態が深刻になる 。それこそ自爆もいいところだ


何かがひっかかる なんだろう あと少しで何かが思いつけそうなのに

分からないものは恐い


それと同時に分からないものは興味深い

凪原の分からないものなんてあるのだろうか

彼は私の考えさえも見抜いている

私以外も例外じゃない
中川や桜井 、三宅、菜々の中川に対する思惑、朝陽、美帆…もしかしたら河口さんの考えまでも分かってしまうのかもしれない


彼には隙が一切ない


隙… 何かを思い出しそうになった

ふと、脳裏に4人でつい3日前くらいに話した会話風景が蘇る