悪魔失格 – スクールカースト –


歳の1つしか違わない悠は、私とは違う高校に通っている。中学の頃から、サッカーの得意だった彼は、今の高校からスカウトされて推薦で入学した。1年生ながら中々頑張っていて、公式戦にもスタメンでちょいちょい出場しているみたいだ。本人は、私と同じ高校に通う気まんまんでそのスカウトを断ろうとしていたから、必死になって説得したのを覚えている。



ぱくりと美味しそうにロールケーキを頬張る弟は、ひいき目で見てもなかなか絵になっていた。


よく目が似ていると周りからは言われるけど、悠のほうが女の私よりも綺麗な顔立ちをしていて、ちょっと羨ましかった。


1つしか違わないためか、私達は姉弟というより友達という感覚が強く、悠も私をお姉ちゃんとは呼ばない。