『…なんで、凪原君にあんなこと言ったの。』
目の前に座っている、1つ下の弟を見据えながら先ほどのことを問いただす。
私の機嫌を直そうと、弟の悠が頼んだパフェが尋問しているうちに、てっぺんから少しずつ溶け始めている。それはさすがに勿体無くて、銀のスプーンでそっとすくい上げて舐めると、私の大好きな甘いバニラの味が口いっぱいに広がった。
「勝手なことしてごめん。僕もあそこまで言うつもりはなかった。 でも、咲希のあの時の泣き顔を思い出したら、気持ちが止められなくなって…。ごめんね。」
しゅんとして、渡したハンカチの端を握りしめている悠を見ているとなんだか怒る気が失せてしまった。
「…凪原先輩が悪い人じゃないって分かってる。…だけど、余計って分かっていてもなにか弟らしいことしたくて…。 」
口に広がるバニラの甘みが、すっかり私の機嫌を直してしまい、弟の思惑通りに事が運んでしまうことに苦笑いしながらも、すっかり私は悠を許してしまっていた。
『…もう怒ってないよ。
悠は悠なりに色々考えてくれたんでしょ。それはすごく嬉しいから
…だから、ありがとう。』
さくらんぼを自分のパフェからつまんで、悠の頼んだロールケーキの端に置く。
許されたことに安堵して、嬉しそうに目を輝かせながらそのさくらんぼを見つめる弟がなんだか意地らしかった。
目の前に座っている、1つ下の弟を見据えながら先ほどのことを問いただす。
私の機嫌を直そうと、弟の悠が頼んだパフェが尋問しているうちに、てっぺんから少しずつ溶け始めている。それはさすがに勿体無くて、銀のスプーンでそっとすくい上げて舐めると、私の大好きな甘いバニラの味が口いっぱいに広がった。
「勝手なことしてごめん。僕もあそこまで言うつもりはなかった。 でも、咲希のあの時の泣き顔を思い出したら、気持ちが止められなくなって…。ごめんね。」
しゅんとして、渡したハンカチの端を握りしめている悠を見ているとなんだか怒る気が失せてしまった。
「…凪原先輩が悪い人じゃないって分かってる。…だけど、余計って分かっていてもなにか弟らしいことしたくて…。 」
口に広がるバニラの甘みが、すっかり私の機嫌を直してしまい、弟の思惑通りに事が運んでしまうことに苦笑いしながらも、すっかり私は悠を許してしまっていた。
『…もう怒ってないよ。
悠は悠なりに色々考えてくれたんでしょ。それはすごく嬉しいから
…だから、ありがとう。』
さくらんぼを自分のパフェからつまんで、悠の頼んだロールケーキの端に置く。
許されたことに安堵して、嬉しそうに目を輝かせながらそのさくらんぼを見つめる弟がなんだか意地らしかった。
